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デマを見抜くだけじゃない!スペクティのサービスを支えるアンカーチームの使命とは

膨大なSNSの投稿からAIと人のダブルチェックで危機に関する正しい情報だけを必要とする人に伝えるスペクティ。
スペクティでは、SNSの正確性をチェックし、情報を管制する部隊を「アンカーチーム」と呼んでいます。
アンカーチームは国内・グローバルに分かれ、日本全国はもちろん、対象とするSNS投稿のあるところであれば全世界をカバーし、時差を利用しながら24時間365日稼働しています。

一体どんな人がサービスの基幹を支えているのでしょうか。

今回は大手新聞記者からスペクティに転職し、現在アンカーチームのマネージャーを務める社員をご紹介します!

【プロフィール】
名前:大久保 陽一
出身:福島県いわき市
入社年:2019年
趣味:旅行

大手新聞社の記者からスペクティへ

・スペクティに転職した経緯

ニュース番組が好きで報道に携わりたいと思い、スペクティに転職する前は大手新聞社の記者をしていました。水戸支局にいた際に東日本大震災を経験し、最後は東京本社の経済部の記者として働いていました。

報道の世界も取材することも楽しかったのですが、時代が変わり、オールドメディアの先行きの不透明さを感じるようになったことが転職のきっかけですね。今後の働き方やキャリアも考え、転職先を探していたところ、スペクティのことを知り入社しました。当時のお客さんは報道機関が多かったこともあり、自分の知見を活かせると感じたことも決め手です。

情報の正確性が求められる時代だからこそ

Spectee Proサービス画面

・今の時代に必要とされている情報は何だと思いますか?

信頼性がちゃんと担保されているということが一番だと思います。
スペクティも信頼性があるから、多くの人に使っていただけていると思うんですよね。例えば、SNSの投稿で「国道◯号線で事故が起きています」という投稿あったとして、実際に見てみると、その市には国道がなく、実は県道だったなんてこともあります。そこまでチェックし、私たちも正しい情報を出しているという自負があるからこそ、お客様に信頼していただいているんじゃないかと思います。

・普段をどんなことを意識して働いていますか?

我々の仕事は人の命に関わるものだと、常に使命感を持って働いています。
特に大きな災害の際は、孤立しているという情報や救助要請などもSNSに投稿されます。そういった情報の配信は、正確性に加えスピード感も求められるので、我々としては一番緊張感を持って仕事に取り組む瞬間ですね。

コミュニケーション能力が鍵

・アンカーチームの仕事上で大切なこととは?

一番はコミュニケーションがとれるということです。
アンカーチームは一人ではなく、常に数人でのチェック体制をとっています。例えば、「今の季節で夏服を着ているのはおかしい」など、怪しいと思ったことを常に共有し、同じ時間に入っているメンバー同士で議論して真偽を確かめます。違和感があったらすぐに相談するなど、チームとしてうまくコミュニケーションがとれることが一番大切です。

また、 鉄道の事故とか車の事故というのが多いので、地理が好きな人や鉄道マニア、車に乗るのが好きな人はかなり向いていると思います。 私もJRは国内8割ぐらいは乗っていますし、 車は20万キロぐらい走っています。必須の部分ではないですが、自分は働いていて役に立ったことがよくあるので、有利かなと思いますね。

・印象に残っている仕事はありますか?

ハロウィンの時期に、札幌でニセ警察官が出たという投稿がとても印象に残っています。 コロナ禍前はそうしたイベント時に、渋谷や道頓堀など日本全国の繁華街で色々な投稿があって整理するのに苦労しました。また、東京オリンピックやラグビーワールドカップ時に、デモや混雑の情報を出したのも印象深いですね。
普段は災害や事故などの情報が多いのですが、そうした大きなイベントの際は混雑から深刻な事故につながることもあるので。SNSから状況を把握し、警備による安全につなげるというのは、これまでない経験でした。

情報に付加価値をつけ、未来を予測する

・チームメンバーに伝えたいことはありますか?

アンカーチームはスペクティのサービスの基幹となる部分を担っているので、チームメンバーは自分たちの能力や技術、仕事に誇りを持つことが大切だと思っています。自分たちが情報配信の最後の責任を持っていますし、それがこの仕事が会社を支えているのだと自信を持つことだと思います。  

・今後の展望を教えてください

今はアンカーチームというと、デマを見抜くとかただ情報をチェックしている人と見られている部分もあると思うんですけど、それだけではないです。
最初は報道機関への情報提供から始まって、だんだん成長を続け、現在はファクトチェックだけでなく、数多くの顧客のニーズに合わせて優先順位をつけたり、情報を整理したりということも行っています。

今後は、OSINT(オープンソースインテリジェンス=公開情報を分析する手法)を使ってプロアクティブに状況分析をしたり、それに基づいて未来を予測するようこともしていきたいと思っています。集めた情報に人間ならではの付加価値をつけることを、具体的にやっていきたいです。スペクティのアンカーチームはその途上にあるんじゃないですかね。 そういうチームになったら、唯一無二というか、これまでにないサービスを会社としても提供していけると思っています。

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いかがでしたか?
スペクティには様々なバックグラウンドを持ち、熱い思いで働いているメンバーがたくさんいます。
次回のインタビューもお楽しみに!

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