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第68回水工学講演会(2023/12/11~13開催)参加レポート

こんにちは、エンジニアチームの峯田です。

今回は、2023年12月11〜13日に大阪大学で開催された第68回水工学講演会に、会社の支援を受けてエンジニア2名が現地参加(内、1名発表)したので、その内容を共有します。

出典:第68回水工学講演会ホームページ

水工学講演会とは

水工学講演会では、土木学会論文集B1(水工学)に掲載された論文の発表や水工学に関する講演が実施されています。
水工学に関しては、以下のテーマが対象と紹介されています(参考)。

水・物質循環,水文に関わる気象現象,河川水理,流砂,河床・河道変動,水害・氾濫,水防災,河川構造物,河川計画と管理,河川・流域の環境,閉鎖性水域の物理・環境,水資源

危機の可視化に有益なテーマ

上記で挙げた水工学の様々なテーマについて、とても興味深く最先端の研究成果を聞くことができました。
その中で、Spectee のミッションである "危機"を可視化する に有益なテーマを2つ紹介させて頂ききます。

機械学習

洪水被害軽減などを目的とした、数時間先の河川水位や降水予測、月単位のダム流入量予測など、Specteeが目指す3つの可視化のうちの一つである 未来の可視化 につながる知見を吸収することができました。特に、スペクティが開発を進める河川水位予測にとって確かなヒントになりました。

破堤・氾濫

破堤と家屋被害の関係性をシミュレーションで調べた研究、自動車渋滞を反映した都市浸水予測などがありました。ここで得られた知見は、Specteeの浸水推定サービスにも活かしたいです。
また、人口集中地域から病院まで浸水を回避できる経路検索システムの検討など、氾濫後の影響を調べた研究もあり、もっと多様な視点で危機を可視化できるのではと考えさせられました。

発表を通して得たこと

今回、私(エンジニア:峯田)は、大学院在学時代の研究成果について論文投稿と口頭発表を行いました。
発表したタイトルは「実河道情報に基づいた落水線図作成手法の提案」で、氾濫のシミュレーションや機械学習に有益な基礎データを作成したという内容です。この研究を発展させることによって、デジタルツインを活用した防災、洪水・氾濫の推定および予測精度向上に貢献していきたいと考えています。
今回、発表者として参加することで、大学や研究機関、企業の方々と深い話をする機会が得やすく、認知してもらいやすいという利点を感じました。 今後は、Specteeでの研究成果を学会等で発表し、学術界においてもSpecteeの魅力を周知できたらなと思います。

水工学講演会に参加して良かったこと

最後に、水工学講演会に参加して良かったことをまとめます。

  • 水害に関する最先端の知見を得ることができる

  • 既存および新規サービスの発展につながるヒントを得られる

  • 交流会を通して、大学や研究機関、企業の研究者の方々と深い意見交換ができる


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