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開発生産性カンファレンス2024に参加しました(2024/6/28-29開催)

Specteeの大野です。
2024年6月28日-29日に開催された開発生産性カンファレンス2024の参加レポートです。(参加したのは28日のみ)


開発生産性カンファレンス2024とは

本イベントはFindy株式会社が主催するイベントです。
以下、Webサイトからの引用です。

エンジニア不足が叫ばれるなか、開発生産性が今注目を集めています。

開発生産性Conferenceは、
海外・日本の開発生産性に関する最新の知見が集まり、
各企業のベストプラクティスや開発生産性向上への取り組みを通して、
日本のエンジニアリングの向上につながることを目標とします。

昨年7月の開催では、“開発生産性とは何か” をテーマに、
その定義や進め方について切り開かれました。

2024年は、事業インパクトにつながる開発生産性の捉え方や進め方、
具体的な生産性向上に向けた施策についてもう一歩踏み出します。

開発生産性カンファレンス2024 Webサイト

昨年、2023年は初開催であったにも関わらず、盛況な様子がXでたくさんポストされていました。
2024年は「開発生産性」についての注目度が高まった影響もあり、2023年の3倍もの申込者数だったそうです。

セッション感想

印象に残ったセッションについて簡単に紹介していきます。

高品質と高スピードを両立させるソフトウェアテストアプローチ

トヨタ自動車株式会社のプロジェクトQAリードの井芹洋輝さんのセッションです。
ソフトウェアテストのテストアプローチに関して体系的に学べるセッションになっていました。非常にわかりやすく説明されており、テストに関して考える際には何度も見返したいと思いました。

バリューストリームの最適化!計画最適化 AI 企業におけるプロダクト戦略を通した開発生産性の向上

株式会社ALGO ARTISのVPoE武藤悠輔さん、技術顧問の山口徹さんのセッションです。
組織やビジネスの状況と照らし合わせながら、バリューストリームマッピングに基づいて、組織体制やソフトウェアアーキテクチャーの見直しを行った事例についてお話しされていました。
ドラスティックにチームやアーキテクチャーの見直しを行ったお話をさらっと話されていましたが、裏側には大変な苦労があったのだろうなと想像して聴いていました。

バリューストリームマッピングに基づいてチームを見直すという考え方は非常に参考になったので、今後ぜひ活用したいです。

プロダクト拡大フェーズでプロダクト検証サイクル効率化を目指す過程で見えたもの

株式会社カケハシのエンジニアリングマネージャー笹尾納勇仁さんのセッションです。
書籍The Goalで紹介されている制約理論の考え方を用いて開発フローの改善を行っていったお話をされていました。
改善に取り組むことに対してWhyを大事にしている印象を受けました。
また、開発組織だけでなく、カスタマーサクセスなどのプロダクトチーム一体でプロダクトに向き合っているのが素敵だなと思いました。

価値創造と開発生産性

株式会社アトラクタCTO吉羽龍太郎さんのセッションです。
開発生産性について、人によって言っていることが異なる、という、ご本人曰く「身も蓋もない」話をされていました。
生産性の議論をする前に大事なことが「価値を創造できているか」ということと、「自分たちが届けるべき価値の指標を定義すること」だと理解しました。

「開発生産性」というテーマを持ち出した時に陥りがちな罠だと思うので、とてもためになるお話でした。

余談ですが、吉羽さんの最近訳書として出版された「脳に収まるコードの書き方」にサインしていただきました!

スポンサーブース巡り

各社のスポンサーブースを回ってスタンプを集めると、特大ガチャにチャレンジできます。

なんと1等ではPFU社のHHKB Studio(キーボード)が当たるとのことで、「これはチャレンジしなくては!」と思い、各社のブースを回りました。

開発や品質に関わるサービスについて紹介していただき、名前は知っているけれども実際に活用する方法などを知らないサービスもたくさんあったので、スポンサーブースを回る時間も多くの学びがありました。様々なノベルティもいただき大満足でした。

37ブースもあって、すごく大変でしたが、なんとかスタンプをコンプリートしました!

コンプリートしました!

そして、特大ガチャにチャレンジ!

1等とはならなかったものの、なんと2等が当選!!!
FindyさんのCTO 佐藤将高さんの著書、「エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書 ~事例から学ぶ、生産性向上への取り組み方〜」が当たりました!

後日郵送とのことで、著書が届くのが楽しみです!

まとめ:来年も参加したい!

「開発生産性」という言葉は組織文化や組織・チーム作り、さらには開発手法やテスト手法まで、幅広く関連するものだと改めて感じました。
エンジニアから経営層まで幅広い人たちが一堂に会し、良いプロダクトを作るために参加し、議論できる素晴らしいカンファレンスでした。

来年も参加したいと思います!!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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